肥満は「身体に占める脂肪組織が過剰に蓄積した状態」と定義され、脂質代謝異常や糖体質異常、高血圧といったメタボリックシンドロームの原因になることが知られています。
メタボリックシンドロームの人は健常者と比較して、
動脈硬化や脳梗塞に罹るリスクが高くなると言われています。
メタボリックシンドロームの治療法として、減量が有効であるとされています。
元々太りやすい体質のマウスに対して高脂肪食を与え、
体重変化や体脂肪率、血糖値および肥満に関与するホルモンであるレプチンについて調べました。
その結果、体重では高脂肪食を与えられることで顕著な体重増加が見られたマウスが、
FK-23菌を取り入れることで体重増加抑制が認められ、
血糖値やレプチンの値も、通常食を与えた正常食群に近い値となりました。