東京(渋谷・恵比寿・代官山)で、
びわ温熱療法を行っています。

びわ温熱療法/余命1か月の末期がんの方を半年で生還させました

ユーフォリアと痔

日本人の3人に1人は痔に悩んでいるそうです。

痔には、肛門周囲の血管にコブができる痔核(いぼ痔)、肛門の出口が切れる裂肛(きれ痔)、肛門周囲の炎症でウミが溜まる痔瘻(あな痔)の3種類があります。

いずれも肛門部の静脈のうっ血に起因しますが、長時間椅子に腰掛けていたり、冷えや便秘、下痢、お酒の飲み過ぎ、刺激物の摂り過ぎ等で急に悪化します。
女性の場合は、出産によって痔になることも少なくありません。

二本足歩行により、お尻が心臓よりはるか下方に位置する人間ならではの「宿命病」という説もありますが、どの痔の場合でも排便時に強くいきむと痛みや出血を伴います。
症状が重くなると、肛門がめくれて出てしまう脱肛や直腸が肛門から飛び出す直腸脱などが起きますし、出血が多い場合には貧血で別の病気を併発することもあります。

中でも細菌性の痔瘻については、迷わず肛門科の門を叩くことが得策とされます。
きれ痔、いぼ痔でも重症なものについては外科治療が必要です。

痔に効くツボ

ビワ温灸や指圧でツボ療法を行うポイントは、肛門周囲の血行を促し、消化機能を整えて排便をスムーズにさせることにあります。
用いるツボは、会陽、長強、承扶、足の三里、天枢です。

遠赤外線式のビワ温灸器を用いる場合、患部に直接当てても良いようです。
耐えがたい痛みが収まったとか、治癒も早まったという体験談が多く寄せられています。
また、足腰の冷えが症状を悪化させます。三陰交、太谿、三焦兪、腎兪のツボも外せません。

さらに、痔の特効ツボとして百会と大椎は有名です。
特に頭頂の百会は尾骨の長強と対の関係にあり、相乗作用で大きな効果をもたらします。
 
痛みを抑えるには、腕の孔最、曲池です。
ちまたで言われる「不潔にしているから痔になる」という話に根拠はありません。
しかし、症状が出てからは患部を清潔に保つことが大切です。

冷えや便秘、下痢等の対策には、運動や食事療法も上手に用いてください。
肛門の括約筋を、リズミカルに引き締める運動も良いようです。

痔に良い食べ物

痔は、血の道症(オ血)の一症状であるため、婦人病と同様に身体を冷やす陰性食品は摂らないよう注意するべきです。また、血液中の中性脂肪やコレステロール、フィブリンなどの凝固物質が血液を汚し、痔の要因になっていることも多いので、過食、精白食、高脂肪食を避け、腹八分目を心掛けます。

つまり「冷え」と「便秘」を予防すること、これが痔における食品選びのポイントとなります。
 
セロリ、パセリ、ニンジン、セリなどセリ科の植物は血行を良くします。大根葉も同様です。
小豆やプルーンは、腸を温めながら、緩下作用も併せ持ちます。

黒ゴマは鉄分をはじめ、身体を温めるミネラルを多く含み、食物繊維の含有量も多いのが特長です。
海藻、寒天、コンニャクは繊維を多く含んでいます。

玄米、玄麦、そば、黒豆などの豆穀類は、野菜の繊維より便通を促す効果が高いとされます。
ほうれん草は胃腸全体の清掃、浄化をし、便秘を改善します。

パイナップルは、蛋白質を分解し、血液が滞る原因となるフィブリンを取り除きます。
リンゴ、ブドウ、イチジクは緩下作用を促進します。
 
痔の出血には、椎茸の乾燥粉末を湯に溶かし、1日2回温服すると良いとされます。
避けるべき食べ物は、カレーなどの刺激物です。
飲酒過多も要注意です。

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