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びわまる

びわの種で肝機能が改善

エキスが細胞硬化抑制
果物のビワの種から抽出したエキスに、肝細胞の硬化(線維化)を防ぐ強い働きがあることが、高知医大付属病院薬剤部の「細胞の線維化メカニズムに関する研究グループ」(代表=西岡豊教授・薬剤部長)の研究で分かった。

線維化を促進する活性酸素を抑える効果があるためで、エキスを投与した動物実験では1週間で肝機能が改善された。肝細胞の線維化は、肝硬変や肝臓がんを引き起こす原因の1つといわれ、臨床研究での成果が期待される。西岡教授はこれらの成果を、6日に高知市で開かれる「日本機能性食品医用学会」の発足記念講演会で報告する。

西岡教授によると、ビワの種を使った研究は7、8年前から開始。
種を丸ごと乾燥させてつぶし、アルコールなどでエキスを取り出した。
エキスを遠心分離した結果、コレステロール溶解作用を持つリノール酸やリノレン酸、高脂血症の改善作用があるβ-シトステロールなどの成分を確認した。

また、薄めたエキスに試薬を入れて分析したところ、活性酸素を抑制する強い「抗酸化作用」も見られた。

人為的に肝機能障害を起こさせたラットにエキスを投与する実験では、肝炎の指標になる血中のAST(旧称GOT)値やALT(同GPT)値、肝細胞の変化(肝線維化率)を分析。
1週間後、エキスを投与したラットは非投与ラットに比べ、AST値が48%、ALT値で39%それぞれ改善し、肝線維化率も半減していることが分かった。

西岡教授によると、ビワの種のエキスはアルコール性肝障害の治療などにも有効。
効果は弱いが、高脂血症の予防や治療への効果も確認されているという。

同教授は「人間への効能は臨床研究の段階だ。エキスの商品化は1~2年後に予定されている。
幅広い医療分野に応用できるのではないか」と話している。
(高知新聞 平成14年12月5日)

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